【現代人よ、サムライとなれ】武士道精神から学ぶリーダーの教養を解説!

bushido

「気高く生きたサムライたちの精神をしってますか?」

それは、現代を生き抜くうえで、日本人が忘れかけている大切な精神です。

新渡戸稲造「武士道」を読んでみて、これは現代人の教養として知っておくべきだと思いました。

今回は、その武士道から学んだポイントをShuなりの考え方・表現で解説していきます。

武士道とは

Bushido: The Soul of Japan として書かれたこの本は、1900年に日本の思想家 新渡戸稲造が刊行しました。

彼がアメリカで暮らしている中で感じた、「日本人に対する世界の誤解」を解くために書かれたといわれています。

当時は、めきめきと頭角をあらわしてきた日本に対して世界は色んな誤解をしていたようです。

野蛮な奴らだとか、エコノミック・アニマルだとか、それはもう散々な言われようだったようで。

新渡戸稲造は「日本人はそんな民族ではない!」と世界に知ってほしかったんですね。

武士道は最初英語で書かれました。なので、実際にセオドア・ルーズベルトをはじめとした世界中の有力者に届いたのです。

新渡戸稲造のおかげで、当時日本人は見直されたといっても過言ではないと思います。

武士道の精神は、特定の誰かがつくったものではありません。

サムライの生き方の集合体として発達したものです。

そして、現代社会に生きる我々にも知らずと根付いている精神だと思います。

武士道を読もうと思った理由

なぜ、いま僕が武士道を読んだのか。

それが、たまたま家に置いてあったんですよ。父親が買ったやつなんじゃないかと思います。

それを高校生くらいの時に一度簡単に読んだんですが、めっちゃ難しくて何も覚えてなかったんです。

そして最近になって、ビジネスに興味がわいて本を読むようになって、家にあるし読んでみようと手に取ったというのが経緯ですね。

武士道の精神に触れて、これからの時代へどのように応用していこうとかについては、話題のビジネス書『お金2.0』と絡めた記事で書いています。

関連記事 : 【評価経済】評価経済では武士道精神がカギになる!お金2.0と武士道を読んで思ったことを3つ解説。

武士の品格を形成する徳

それでは、武士道の精神についての解説に移ります。

武士の品格はたくさんの要素が絡み合っています。

その中でも個人的に知っておくべきだと感じた5つの徳に絞って解説していきます。

義(決断する力)

義とは、徳の中でも最も厳格な武徳とされています。

現代でも、義理を通すとか正義を貫くとか、「義」という文字がよくつかわれていますよね。

「義」は、自分の行動を道理に従ってキッパリと決断することだと思います。

このときの道理とは、自分が正しいと思う道・判断軸です。

ただ周りに流され、決断を人任せにすることなど武士にとっては考えられないことだったのでしょう。

勇(決断を行動に起こす勇気)

義は、決断する力でしたね。

そして、その決断を実際に行動に起こす力が「勇」です。

そのため、前提として義があってこそ価値を発揮するものだといえますね。

生きるべき時に生きる。死ぬべき時には死ぬ。それを決断するのが義で、決断を実行するのが勇だということです。

自分の義にしたがった決断でも、それを実際に行動にうつすには多大な勇気が必要。だから義と並んで重要な武徳と言われているのだと思います。

仁(器の大きさ)

徳の中で最も光り輝く徳とされたのが、この「仁」です。

愛・寛容・他者への情愛・哀れみの心などの集合体です。なので、優しく柔和で母のような徳といわれることもあります。

実際に、多くの偉人が仁の重要性について語っています。

仁なくして国を得るものはいても、仁なくして天下を取るものはいない

孟子

天下というのは、ひとびとの心も含んでいます。

大きな器である仁がない人間にひとびとの心をつかむことはできないという意味です。

義に過ぎれば固くなり、仁に過ぎれば弱くなる

伊達政宗

メッチャ僕なりの解釈をすると、「義の心に偏りすぎれば融通の利かないキッチリした人間になり、仁の心に偏りすぎれば優しい人どまりの頼りない人間になる」ということかなーと感じました。

器の大きさを示す仁の心ですが、次に解説する「礼」の源になります。

礼(仁・義が外へあらわれたもの、礼儀)

「礼」とは、他を思いやる心が外へ表れ出たものです。

慈悲深く、人を憎まず、自慢せず、高ぶらず、相手を不愉快にさせない。自己の利益を求めず、憤らず、恨みを抱かない。

そんな他を思いやる心である仁が、義を通して立ち居振る舞いにあらわれたものこそ礼といえるでしょう。

現代でも礼儀正しい人ということがよくありますが、本当の礼儀とは挨拶ができるとかそんなレベルの話ではないと感じました。

徹底して相手を思いやる力は、これからを生きる現代人が再び取り戻す必要のある心ですね。

誠(真実を貫く正直な心)

「誠」とは、物事に対して、人に対して、すべてに対して正直であれという徳です。

もちろん、すべてに対して正直に生きていれば損をすることもあります。

しかし、サムライは富のためではなく、名誉のために誠を貫きました。むしろ「貧困は誠を貫いた結果」なのだから誇るべきだ、とも考えていたそうです。

この考え方、現代の評価経済に生きるならば強く持つべきものだと思います。

正直は、最善の策なのです。目先では損をこうむっても長期的には信用の蓄積に繋がる。

このあたりは、次回の記事にて書こうと思ってます。

武士の教育

ここまでは5つの徳に関して書きました。それらは武士が最も大切にした武士としての品格を構成する要素です。

実際に武士の教育ではその品格を形成することが一番重視されました。

なので、人間力をベースにした道徳教育が優先され、数学のような知的才能を伸ばす教育はされませんでした。

具体的には「剣術・弓術・柔術・乗馬・槍術・戦略戦術・書道・道徳・文学・歴史」といった科目が行われていたようです。

この中でも、書道と柔術はひときわ特殊な考えのもと行われていて、書道は書体は人柄をあらわすとの考えから熱心に教えられていました。

柔術は、筋力に頼らず相手を行動不能にする考え方を形成するために行われました。強い力で相手を殺すことと正反対の位置づけですね。

こうして、道徳ベースの教育を受けて育った武士は損得勘定とは無縁の存在になりました。

その結果、貧困になることはあっても金銭から起きる悪徳を回避できたわけです。

「知性ではなく品格、頭脳ではなく魂を育てる」という教育方針が、武士道精神を形成していったわけですね。

おのれに克つ(ストイックさ)

武士は基本的に「忍耐と我慢」を重視しています。全ての苦難は試練であり、それに打ち勝つことを何よりの誇りとしていたわけです。

そして、武士としてすぐに感情を表にだすことはあってはならないとも考えられていました。

数々の苦難を試練として打ち勝つ中で、どれだけきつくでも耐え忍ばなければならない。耐え忍んでいることが周りに伝わってもならない。

武士には、自分自身に勝つというストイックさも求められました。こういった精神が刀を持つ武士だからこその責任、ある種のセルフコントロールになっていくわけです。

笑顔は感情を表に出さないための努力を隠すツール

こういった背景から、日本人にとって「笑顔」というのは心の平静を保とうとする努力を隠す役割になりました。

ネガティブ感情をぶつけられても、反発の感情を出してはいけない。笑顔はそのバランスをとるためのツールとして日本人に根付いていきました。

さいごに

正直なところ、武士道精神はめっちゃ奥深いです。

多読の一環として読んだ「武士道」だけでは、その片鱗が見えた程度です。

ここには書けていない内容も多くあります。

  • 武士道の源
  • 切腹・敵討ちについて
  • 武士にとっての刀とは
  • 武家の女性に求められた理想
  • 武士道から大和魂へ
  • 武士道が日本人に遺したもの
  • 武士道はこれから生き続けるのか

ざっと書き出しただけでもこれだけあります。

この記事で、気高く生きた武士の精神に興味を持った方は是非「武士道」を購入することを強くお勧めします。

難しく奥深い本ですが、日本人が失ってはならない日本固有の精神に触れるいいきっかけになると思いますよ!

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